長興寺(ちょうこうじ)は、茨城県かすみがうら市にある曹洞宗の寺院。
歴史
1602年(慶長7年)、本堂茂親の開基である。茂親は出羽国仙北郡(現・秋田県仙北郡美郷町)の本堂城の城主であったが、1601年(慶長6年)の佐竹氏の秋田移封に伴い、本堂氏は当地に転封となった。当地の領主となった本堂氏の菩提寺として創建された。
本堂氏の石高は1万石に満たなかった(8,500石)ため、江戸時代は旗本(交代寄合)であったが、王政復古後に1万110石であることが認められ、志筑藩を立藩した(維新立藩)。
文化財
- 絹本著色涅槃像(茨城県指定有形文化財 昭和41年3月7日指定)
- 本堂家の墓所(かすみがうら市指定文化財 昭和46年8月1日指定)
- 長興寺山門と本堂(かすみがうら市指定文化財 昭和46年8月1日指定)
- 不動明王像及び二童子立像(かすみがうら市指定文化財 昭和46年8月1日指定)
交通アクセス
- 路線バス中志筑停留所より徒歩12分。
脚注
参考文献
- プレスサービス 編『茨城の寺を訪ねて』茨城放送、1987年

