藤堂 高通(とうどう たかみち)は、江戸時代前期から中期の大名。伊勢久居藩の初代藩主。久居藩藤堂家初代。

生涯

寛永21年(1644年)11月7日、伊勢津藩主・藤堂高次の次男として津城で生まれる。藤堂高虎の孫にあたる。

万治2年(1659年)12月に従五位下、佐渡守に叙任する。寛文3年(1663年)、父から1万石500人扶持を与えられた。寛文9年(1669年)9月29日、兄の高久から伊勢11郡5万石を分与されて、津藩の支藩である久居藩を立藩し、その初代藩主・城主格となった。後に久居陣屋を築塁している。

藩政においての治績はあまり見られないが、歌道に優れていたため、北村季吟・北村湖春親子や西山宗因らを招聘し、藩の文治発展に尽くした。著書に『久居八百五十韻』がある。

元禄10年(1697年)8月9日に死去。享年54。

明治12年(1879年)に御殿跡で建立された久居神社で祀られ、現在は久居八幡宮の相殿神として祀られている。

系譜

父母

  • 藤堂高次(父)
  • 多羅尾光誠の娘(母)

正室

  • 黒田彦子(清光院) − 黒田長興の娘

側室

  • 橋本氏(智鏡院)

子女

  • 藤堂岩之助
  • 藤堂学助
  • 藤堂高敏(三男)生母は橋本氏(側室)
  • 藤堂万助

子女

  • 藤堂高堅 − 実弟


関連項目

  • 久居陣屋
  • 久居八幡宮


参考文献

  • 梅原三千『藤影記』藤影会事務所、大正11年(1922)。 



藤堂 作家|大地の芸術祭

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藤堂高虎(Wikipediaより) Japaaan