ナフパクトス(ギリシア語: Ναύπακτος / Naupaktos)は、ギリシャ共和国西ギリシャ地方エトリア=アカルナニア県にある都市。行政上はナフパクティア市に属し、同市の中心地区である。

コリンティアコス湾の湾口を抑えるこの都市は、レパント(イタリア語・スペイン語: Lepanto)の名でも知られる。1571年にはこの近海でレパントの海戦が戦われた。

名称

日本語文献ではナフパクトスの他、ナウパクトスなどの表記もされる。ラテン文字では、Nafpaktos、Navpaktos、Naupactosなどとも綴る。

ラテン語名はナウパクトゥス (Naupactus)。トルコ語名はİnebahtı。

古代のNaupaktos (Ναύπακτος)の名は、中世後期までにはNepahtos (Νέπαχτος)やEpaktos(Έπακτος)、 Epahtos ( Έπαχτος)といった語に転訛し、リンガフランカではNeopantやNepantあるいは、Lepantと呼ばれた。

14世紀フランス文献ではNepantNeopant、ヴェネチア文献ではNepantoLepantoとの記載がある。

世界史に著名なレパントはこれらに由来し、同市のイタリア語名は現代においてもレパントである。

なお「レパント」(Lepanto)という名称は、地中海東岸地方を意味する「レバント」(英語: Levant、イタリア語・スペイン語: Levante)としばしば間違われるが、無関係である。

19世紀に古代の都市名がギリシャ政府によって復古された。

地理

コリンティアコス湾北岸の、西のパトライコス湾への海峡入り口に位置する、海軍戦略上の要所。海水浴場でもある。

歴史

紀元前220年、スパルタ・アエトリア同盟軍とマケドニア軍が同盟市戦争 (紀元前220年-紀元前217年)(紀元前220年-紀元前217年)を行なったが、紀元前217年に「ナウパクトスの講和」(古希: Ειρήνη της Ναυπάκτου、英: Peace of Naupactus)を結び、現状維持とした。

1571年、近海でレパントの海戦が戦われた。ミゲル・デ・セルバンテス(小説『ドン・キホーテ』作者)がその戦いに従軍したため、セルバンテスの銅像がある。

姉妹都市

  • マリーノ, イタリア

脚注


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Let's Make a Card 手作りカードの世界 中世城壁内のおしゃれな街ナフパクトスの魅力(Nafpactos)

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