第54回カンヌ国際映画祭(だい54かいカンヌこくさいえいがさい)は、2001年5月9日から5月20日にかけて開催された。
概要
日本からは今村昌平、青山真治、是枝裕和監督作品の3つがコンペティション部門に出品されたが、何れも無冠に終わった。
短編映画部門のグランプリを受賞したデイヴィッド・グリーンスパンの"Bean Cake"(おはぎ)は日本を舞台にしており、神田沙也加が出演し、さかはらあつしがアソシエートプロデューサーとして参加していた。日本でも2001年のアメリカン・ショート・ショート・フィルムフェスティバル東京にて上映された。
受賞結果
- パルム・ドール:『息子の部屋』(ナンニ・モレッティ)
- グランプリ:『ピアニスト』(ミヒャエル・ハネケ)
- 監督賞:コーエン兄弟(『バーバー』)、デヴィッド・リンチ(『マルホランド・ドライブ』)
- 男優賞:ブノワ・マジメル(『ピアニスト』)
- 女優賞:イザベル・ユペール(『ピアニスト』)
- 脚本賞:ダニス・タノヴィッチ(『ノー・マンズ・ランド』)
- カメラ・ドール:ザカリアス・クヌク(『氷海の伝説』)
- ある視点賞:『Amour d'enfance』(イヴ・コーモン)
審査員
コンペティション部門
- 審査委員長
- リヴ・ウルマン(ノルウェー/女優)
- 審査員
- シャルロット・ゲンスブール(フランス/女優)
- エドワード・ヤン(台湾/監督)
- ジュリア・オーモンド(イギリス/女優)
- マチュー・カソヴィッツ(フランス/監督・俳優)
- ミッモ・カロプレスティ(イタリア/監督)
- Moufida Tlati(チュニジア/監督)
- フィリップ・ラブロ(フランス/監督)
- サンドリーヌ・キベルラン(フランス/女優)
- テリー・ギリアム(アメリカ/監督)
ある視点部門
- 審査委員長
- アリアンヌ・アスカリッド(フランス/女優)
カメラ・ドール部門
- 審査委員長
- マリア・デ・メディロス(ポルトガル/女優)
短編映画部門
- 審査委員長
- エリック・ゾンカ(フランス/監督)
上映作品
コンペティション部門
ある視点部門
特別招待作品
- アヴァロン - 押井守(日本)
- 赤い部屋の恋人 - ウェイン・ワン(アメリカ)
- ABCアフリカ - アッバス・キアロスタミ(イラン)
- ガーゴイル - クレール・ドニ(フランス、日本)
- 地獄の黙示録 特別完全版 - フランシス・フォード・コッポラ(アメリカ)
- CQ - ロマン・コッポラ(アメリカ)
- ソビブル、1943年10月14日午後4時 - クロード・ランズマン(フランス)
- ヒューマン・ネイチュア - ミシェル・ゴンドリー(アメリカ)
- マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行 - マーティン・スコセッシ(アメリカ)
- Les ames fortes - ラウル・ルイス(フランス)
外部リンク
- Festival de Cannes - カンヌ映画祭 公式サイト(フランス語、英語)
- Cannes Festival - 2001年の記録(英語)
- Cannes Festival - 2001年の記録(フランス語)



