東福院(とうふくいん)は、東京都江戸川区にある真言宗豊山派の寺院。
歴史
1631年(寛永8年)、秀円僧都によって開山された。秀円僧都は薬師如来像を背負って巡錫していたところ、当地の有力者(宇田川氏、関口氏、宮氏)の勧めで、この薬師如来像を本尊とする寺を創建することになった。これが当寺の由来である。また住民とともにこの土地を開墾したことから、「堂ヶ島」と名付けられたという。
本尊は、秀円僧都が背負っていた薬師如来像であるが、現在は秘仏となっている。
文化財
- 東福院所在の青面金剛庚申塔 - 江戸川区有形民俗文化財・民俗資料、昭和61年2月12日告示
交通アクセス
- 新小岩駅より徒歩10分。
脚注
参考文献
- 江戸川区史編纂室 編『江戸川区史 第3巻』江戸川区、1976年
- 江戸川区教育委員会 編『江戸川区の史跡と名所(第13版新装改訂版)』江戸川区教育委員会、2000年


