サッカーブラジル女子代表(サッカーブラジルじょしだいひょう)は、ブラジルサッカー連盟 (CBF)による女子サッカーのナショナルチーム。
概要
サッカー王国ブラジルだけあって、女子代表は歴史こそ浅いものの短期間に強豪として伸長し、FIFA女子W杯及びオリンピックともに全大会出場。世界一のタイトルはまだ手にしていないが、2009年3月のFIFA女子ランキングではランキング公表後では初の2位になり、ドイツとアメリカの2強に割って入る存在となった。
なお、2020年までのユニフォームにはブラジルサッカー連盟 (CBF)のエンブレムの上に男子代表のワールドカップ優勝回数(5回)を示す5つの星が示されていたが、女子は2022年現在で世界一の実績がまだなく、『女子代表チームの新しい歴史を作る』為に2020年以後のユニフォームでは消されている。
2023年大会でブラジルはグループFに入り、初戦でパナマ、2戦目でフランス、最終戦でジャマイカと対戦する組み分けとなった。初戦のパナマ戦はアリ・ボルジェスが3ゴールの活躍で4-0の快勝を収めてW杯初優勝へ向け好スタートを切った。しかし、2戦目のフランス戦は前半17分にウジェニー・ル・ソメに先制点を奪われ、58分にデビーニャのゴールで追いつくも、83分にワンディ・ルナールに勝ち越しゴールを決められ1-2で敗れた。同日に行われたパナマ対ジャマイカ戦でジャマイカが勝利したことでブラジルはジャマイカに逆転され3位に転落。勝利以外ではグループステージ敗退の可能性が高い最終戦のジャマイカ戦でも終始攻め続けたが最後までゴールは奪えずに0-0で試合終了となり、1995年大会以来となる7大会ぶりのグループステージ敗退が決まった。2003年大会から6大会連続でワールドカップに出場し、大会記録となる通算17ゴールを挙げたマルタは、今大会が最後のW杯となると語った。
2024年パリオリンピックでブラジルはグループCに組み分けされ、初戦でナイジェリアに前半37分にガビ・ヌネスのゴールで1-0で勝利するも、続く日本戦は56分にジェニフェルのゴールで先制するが、試合終了目前に熊谷紗希と谷川萌々子のゴールで2点を奪われて1-2で逆転負けを喫した。負け以外で決勝トーナメント進出が決まる3戦目のスペイン戦も後半に2点を奪われて0-2で敗れるも、各組3位チームの2位以内に入ったことで決勝トーナメント進出を決めた。準々決勝は開催国のフランスに82分にガビ・ポルティーリョのゴールで1-0で勝利すると、準決勝はグループステージ第3戦で敗れたスペインから4得点を奪って決勝進出。史上初めての金メダル獲得が懸かった決勝のアメリカ戦は57分にマロリー・スワンソンに先制点を奪われ、最後まで同点に追いつけないまま0-1で敗れ初の金メダル獲得を逃した。
成績
- 赤枠は地元開催
FIFA女子ワールドカップ
オリンピック
コパ・アメリカ・フェメニーナ
パンアメリカン競技大会
アルガルヴェ・カップ
シービリーヴス・カップ
トーナメント・オブ・ネイションズ
FIFAランキング
- 2003年から公表。現在は原則として3ヶ月ごとに発表される。
- 最新順位 - 7位 (2025年3月)
- 初登場 - 6位 (2003年7月)
- 最高順位 - 2位 (2009年6月)
- 最低順位 - 11位 (2019年9月)
出典: FIFA Women's Ranking
選手
2024年パリオリンピック 招集メンバー
脚注
関連項目
- サッカーブラジル代表 - 男子のナショナルチーム
外部リンク
- ブラジルサッカー連盟 (ポルトガル語)




