トクサ科(トクサか、学名:Equisetaceae)はシダ植物門トクサ綱トクサ目に属する科。トクサ属(Equisetum)のみからなり、現生の15種および化石種からなる。トクサ綱・トクサ目に属する現生唯一の科である。形態や特徴についてはトクサ目を参照のこと。
唯一の属であるトクサ属は世界で北半球の温帯域を中心に約20種が知られる。以下の2亜属を認める。
- ミズドクサ亜属 subgen. Equisetum
- 夏緑性で気孔は茎の表面にある。スギナ、ミズドクサなど。
- トクサ亜属 subgeb. Hippochaete
- 常緑性で気孔は茎の葉面より凹んだ位置に着く。トクサ、イヌドクサなど。
日本には以下の9種が知られる。
- Equisetum トクサ属
- E. arvence スギナ
- E. fluviatle ミズドクサ
- E. hemale subsp. Hyemale トクサ
- E. palustre イヌスギナ
- E. pratense ヤチスギナ
- E. ramosissimum イヌドクサ
- E. scirpoides ヒメドクサ
- E. sylvaticum フサスギナ
- E. variegatum チシマヒメドクサ
ギャラリー
脚注
参考文献
- 海老原淳、『日本産シダ植物標準図鑑 I』、(2016)、株式会社学研プラス




