中尾神社(なかおじんじゃ)は、埼玉県さいたま市緑区の神社。
歴史
創建年代は不明である。ただ江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』に、「玉林院」の境内社「鹿島明神社」として掲載されていることから、少なくとも江戸時代後期には既に存在していたものと推測される。
玉林院は790年(延暦9年)に開山された修験道本山派の寺院であったが、明治初期の神仏分離により、廃寺に追い込まれた。
玉林院から離れた当社は「鹿島社」と称し、1873年(明治6年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられた。1908年(明治41年)の神社合祀により、周辺の10社が合祀された。その際に、地名から「中尾神社」に改称した。ただこの合祀は書類上のもので、現在もこれらの各社は残っている。
交通アクセス
- 東浦和駅より徒歩26分
- 国際興業バス 東浦03 「中尾第二公園」下車 徒歩4分
脚注
参考文献
- 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』埼玉県神社庁、1998年
- 「中尾村 玉林院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ143足立郡ノ9、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763998/66。
- 「中尾村 鹿島明神社」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ143足立郡ノ9、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763998/67。
関連項目
- 行弘寺




