ナヴァジォスクス(学名:Navajosuchus)またはナバホスクスは、アメリカ合衆国ニューメキシコ州のサンファン盆地に分布する暁新統のNacimiento層で化石が発見された、絶滅したアリゲーター上科グロビドン類の属。1913年に収集された部分的な頭蓋骨 AMNH 5186 に基づいて1942年にチャールズ・C・ムックが記載・命名しており、当時のタイプ種は N. novomexicanus であった。後の研究により Navajosuchus novomexicanus は先に命名された Allognathosuchus mooki と同種であることが判明したが、A. mooki はアログナトスクス属から除外され、結果として Navajosuchus mooki の種名に落ち着いた。いずれの名前を使用するにせよ、ナヴァジォスクスはNacimientoの氾濫原において一般的な捕食動物であり、Nacimiento層では最も普遍的に見られるワニである。
アリゲーター上科におけるナヴァジォスクスの系統的位置は議論が続いている。いくつかの研究では以下に示すように、本属はアリゲーター科アリゲーター亜科に置かれている。
以下のクラドグラムに示すように、ナヴァジォスクスを基盤的アリゲーター上科の属としてアリゲーター科から除外し、グロビドン類に置く研究もある。
脚注




